セットなしで決まるメンズの髪型 低身長が選ぶ長さと量と乾かし方
朝セットしないで決まる髪型は、横を短くして上に長さを残すように切ってもらい、朝は根元から乾かして冷ますだけで形になります。セットなしは手抜きの髪型ではありません。切り方と乾かし方で、先に形を決めておく髪型です。
私も、朝は髪に時間をかけられない日がほとんどです。ワックスをつけて出かけても、昼には形が崩れていることがよくありました。
ワックスをやめたいけれど、だらしなく見えないか、背がもっと低く見えないかが気になる人もいると思います。頭の上の高さも、横がふくらまない形も、ワックスではなく切り方で残せます。
この記事では、放っておいても形が決まる条件から、身長が気になる人が残したい形、セットなしに向くショートの種類、朝の乾かし方までを順番に書きました。美容院に行く前に、どの長さなら朝なにもしなくて済むかを決めるときに使ってください。
この記事で分かること
- 横は短く上は長さを残す
- 量は根元でなく内側と毛先で減らす
- 上の高さと横がふくらまない形は切り方で残す
- 朝は根元から乾かして冷風で冷ます
セットなしで決まる髪型の条件は3つ
セットの手間を気にして髪型を選ぶ人は、少なくありません。ある調査では、15〜26歳の男性が髪型を選ぶときに重視する点は、「なんとなく」を除くと「セットが簡単」が1位で、38.7%でした。同じ調査で、通勤や通学の前に身だしなみの時間をしっかり取れていないと感じる人は50.7%いました。
出典:株式会社マンダムのプレスリリース(15〜26歳の男性300名と美容師100名へのインターネット調査)
ワックスで整えても、形はそれほど長く持ちません。普段髪をセットする20〜30代の男性への別の調査では、スタイリングが持つ時間は平均2.8時間で、汗をかいたときの悩みの1位は「髪のセットが崩れる」でした。
出典:アンファー株式会社のプレスリリース(20〜30代で普段髪をセットする男性140名へのインターネット調査)
ワックスの形が昼までしか持たないなら、切り方で形を作るほうが楽だと思います。髪は乾いたときに形が決まるので、切り方と乾かし方の2つがそろえば、朝にワックスなどで手を加えなくて済みます。

横を短くして上を残す
横を短くしてふくらみを抑え、上にほどよい長さを残すと、乾かすだけで頭の形に沿った丸みが出やすくなります。上は指でつまめるくらいの長さがあれば、毛の流れを作れます。
横が長いと、乾かすたびに横の広がりを押さえる手間がかかります。私なら、横を短くして上に長さを残す切り方を、セットなしの髪型の土台にします。
量は内側と毛先で減らす
内側の髪を減らしておくと、スタイリング剤なしでも形が崩れにくくなります。反対に、根元の近くで量を減らしすぎると短い毛が立ち、翌朝に広がって寝ぐせのように見えます。
髪の中間から毛先にかけて少しずつ減らしてもらうと、乾かすだけで毛先がまとまります。私なら、根元の近くではなく、内側と毛先の方で量を減らしてもらいます。
髪質に逆らわない長さ
直毛は、前髪が立ちやすい、流したい方向に動かない、上がすぐぺたんとなる、の3つでつまずきやすい髪です。上がぺたんとなりやすい直毛なら、私は表面に段を入れるショートレイヤーを選ぶと思います。

同じ直毛でも硬いか柔らかいかで合う長さは変わると思うので、私なら美容院で髪を触ってもらってから長さを決めます。硬くて立ちやすい直毛なら、その立ちやすさを活かして短めのベリーショートにします。くせ毛なら、うねりが伸びる長さを残します。髪質に逆らわない長さとは、この2つのことです。
結論
セットしないで決まる髪型は、横を短くして上に長さを残すこと、量を内側と毛先で減らすこと、髪質に逆らわない長さにすること、の3つがそろった髪型です。
低身長がセットなしで残したい形
頭の上に高さがあり横がふくらんでいないと、なぜ背が高く見えやすいのかは「低身長メンズが美容院で頼む髪型の条件3つ トップと前髪と長さ」にまとめています。男性の服装の解説にも、髪は上に少し高さを出して横に広げない、とあります。
私なら、セットしない日でも「上は少し高く、横はふくらませない」の2つだけは守れる切り方にします。乾かしただけの頭で洗面所の鏡の前に立ったとき、上が少し立って耳の上がすっきりしていれば、そのまま出かけられると思います。

トップは根元から立たせる
ヘアケアの解説では、先に根元を乾かすと根元がしっかり立ち上がり、ボリュームが保てるとしています。上に指でつまめるくらいの長さが残っていれば、根元を起こして乾かすだけで立ち上がりが出ます。
トップの高さはワックスで作らず、根元を先に乾かして最後に冷風を当てれば、何もつけなくても高さが残ります。
横はカットで短くする
頭の横の骨が張っている人は、その形を考えずに切ると、セットしない状態で頭が大きく見えてしまいます。横は乾かすたびに押さえるより、切り方で先に短くしておくほうが毎朝の手間が減ると思います。
横を短い刈り上げにして、上へ段階的に長くしておくと、伸びてきても横のふくらみが目立ちにくいと美容室の解説にあります。私なら、横は短い刈り上げにして上へ段階的に長くしてもらい、伸びてもふくらみにくい形にしておきます。
前髪は重くしすぎない
美容室の解説は、セットなしの短い髪が崩れたときの形の1つに「キノコ化」を挙げています。前髪を重く下ろすと、頭が丸く横に広く見えやすいと私は思います。私なら、前髪は重すぎず軽すぎない量にしてもらい、ワックスを使わなくても清潔感が出る形にします。
毎朝同じ形の髪で出かけることは、身長を気にしている人が清潔感で補うための小さな努力の1つだと思います。
セットがいらないショートの種類

前髪を上げたり、パーマで動きを作ったりと、毎朝の整髪そのものを楽しみたい人には、セットする前提の髪型のほうが合うと思います。ここからは、朝は乾かすだけで済ませたい人に向けて書きます。
理容室の解説がセットのいらない人気の髪型として挙げているのは、ベリーショート、マッシュショート、くせ毛を活かす無造作ショート、ショートレイヤーの4つです。この4つから自分の髪質と朝の過ごし方で選ぶと決めやすいと思います。4つのどれでも、上に長さを残して横を短くする土台は同じなので、身長の見え方で守りたい形は崩れません。

手間の少ないベリーショート
寝ぐせを直す時間も取れない朝が多い人や、硬くて立ちやすい直毛の人に向く形です。横をフェードカットにしておけば、伸びてきてもすっきりした感じが続きます。私なら、朝は顔を洗ってすぐ出たい時期にこの形を選びます。
ベリーショートは髪が短くて寝ぐせがつきにくいので、お風呂上がりにタオルで拭くだけでも形になります。
丸く収まるマッシュショート
短く刈りすぎるのには抵抗があり、乾かすだけで頭に丸みを出したい人に向くのがマッシュショートです。横を短く刈り上げて上に丸みを残す形なら、横のふくらみも抑えられます。私なら、前髪は重くしすぎないように頼みます。
マッシュショートは耳まわりと襟足をすっきりさせてもらえば、乾かすだけで丸みが出て重たく見えません。
くせ毛を活かす無造作ショート
毎朝くせを伸ばすのに時間を取られている人なら、くせを残す切り方のほうが朝は楽です。私なら、くせを消すのはあきらめて、くせがどこにどう出るかを美容院で見てもらってから切ってもらいます。
注意
くせの強さや出る場所は人によって違います。どの長さでくせを残すかは、店で髪を見てもらってから決めます。
くせ毛の人は、くせを伸ばすより動きとして残すように切ってもらうと、何もつけなくてもパーマのような形になります。
直毛向きのショートレイヤー
乾かしたあと上がぺたんとして頭がのっぺり見えやすい直毛の人にも、ショートレイヤーは向くと理容室の解説にあります。私なら、根元から乾かす手順も合わせて、上の高さも残します。
ショートレイヤーは表面に段を入れる切り方なので、のっぺりしやすい直毛でも乾かすだけで軽い動きが出ます。
最初にセットなしと伝える
美容院で同じ髪型の名前を言っても、毎朝ワックスをつける人とつけない人では、切り方が変わります。写真の見せ方や長さの伝え方は「美容院での頼み方 低身長が伝える3つと前髪」(準備中)にまとめました。
私なら、席に座ったら髪型の名前を言う前に「朝は乾かすだけで、セットはしません」と伝えます。そう伝えておくと、その前提で長さと量を決めてもらえます。
ワックスなしの朝はタオルとドライヤーだけ

ワックスを使わない朝は、タオルで水を取り、ドライヤーで根元から乾かして最後に冷ますだけで形が決まります。髪は乾いて冷めたときの形を覚えるからです。
とはいえ、しっかり乾かしている人は多くありません。ある調査では、翌朝にくせがつかないくらいしっかり乾かしている人は10%以下でした。しっかり乾かさないと、切り方を変えても形は残りにくいと思います。
出典:花王 ヘアケアサイト「パサつき・くせ毛対策にもなる、乾かし方・スタイリングの手順」

夜に乾かして寝る
寝ぐせの原因の1つは、シャンプーのあと髪が乾ききらないまま寝てしまうことです。髪全体をしっかり乾かし、さらに室温に冷ましてから寝ると、この寝ぐせは防げます。ただ、寝ている間の汗で濡れてつく寝ぐせは防げません。
ついてしまった寝ぐせは根元や内側からついていることが多いので、根元まで濡らしてから乾かし直します。夜に根元まで乾かして冷ましてから寝るのが、朝をいちばん楽にする手だと思います。
タオルは押さえて水を取る
タオルで拭くときはこすらずに、髪を挟んで水分を取ります。私なら、髪をタオルで挟んで押さえるように水を取り、そのままドライヤーに移ります。
根元から乾かして冷ます
乾かす順番は、根元、毛の流れを整えながら全体、最後に冷風を当てて髪の温度を室温と同じにする、の3つです。
乾いたかどうかは、指に吸い付く感じからさらさらの感じになったかで見ます。髪を触って少し冷たく感じるうちは、まだ水分が残っています。
横は、上から押さえるように風を当てるとふくらみを抑えられます。私なら、根元に指を入れて先に根元を乾かし、全体が乾いたら冷風に切り替えて、横を上から押さえながら冷まします。
前髪の向きは風で決める
直毛の前髪は、分けてもすぐ元に戻りやすい髪です。温風で毛の向きを作り、最後に冷風で形を残すと戻りにくくなります。
前髪を流したいときは、乾かすときに流したい方向へ風を当ててから冷ますと、ワックスなしでも向きが残ります。
結論
夜は根元まで乾かして冷ましてから寝ます。朝はタオルで押さえて水を取り、根元から乾かして、最後に冷風で冷まします。
よくある質問
Q1.パーマならセットなしで済むか
A.この記事の4つの髪型は、パーマをかけなくても切り方と乾かし方で形を作る髪型です。パーマが合うかどうかは髪質で変わるので、私ならかける前に美容院で髪を見てもらって相談します。
Q2.ワックスの代わりにつけるもの
A.美容師への調査では、使われる場面が増えたと感じるものはヘアオイルが50%で、ワックスの23%を上回っていました。私なら、何もつけなくても形が残る切り方を先に決めて、つけるとしてもヘアオイルのような軽いものを毛先に少しだけつけます。
Q3.ノーセットの写真は再現できるか
A.カタログで「ノーセットOK」とある写真も、多くは軽く乾かして毛の質感を整えたあとの形です。乾かすだけと言っても、根元から乾かして冷ますひと手間を足すと、写真の形に近づくと思います。
Q4.汗や雨の日も形は持つか
A.汗や雨で髪が濡れると、セットなしの髪も形が変わります。ワックスで整えた髪でも汗で崩れやすいのは、前に書いた調査のとおりです。形が変わったときは、寝ぐせと同じように根元から乾かし直すと整え直せます。
セットなしの形が崩れてくる合図
髪は1か月で約1センチ伸び、その速さには個人差が大きいとされています。横と襟足は上より短く切っているので、同じだけ伸びても形の変わり方が大きくなります。横と襟足が先に伸びて上との差がなくなると、形が崩れ始めます。
何週間おきに切るかと、朝の支度の順番は「清潔感を出す手順を朝5分の順番で並べる」(準備中)に書きました。横と襟足がふくらんで頭が丸く大きく見えてきたら、セットなしの形が崩れてきた合図です。
まずは今夜、根元まで乾かして冷ましてから寝てみてください。朝にワックスなどで手を加えなくていい髪で、堂々と出かけましょう。


